もう、自分一人では、返済ができなくなりそうなのですが、主人に借金を知られたくありません。
ある日、自分が予想を超えた借金を抱え、ひとりでは返済ができない現実を知ったとき。
そして、借金を家族や周囲に知られる恐怖を抱いたとき。
どのような解決方法があるかをご存じですか?
そこで、本記事のポイントはこちらです。
- 家族に知られずに借金を解決するには、すぐに任意整理を始めよう
- もう借金をしない自分になるために、借金が止められない理由を知ろう
ぜひ、本記事を最後までご覧いただき、解決の糸口を見つけてくださいね。
借金まみれの主婦から脱出!誰にも知られない方法とは?

夫はもちろん、家族や周囲にも知られず、なるべく短い期間で借金問題の解決をするためには、どのような方法があるのでしょうか。
詳しくお伝えしていきます。
おすすめは任意整理!
任意整理とは、借金の利息や遅延損害金(返済を滞納したときの損害賠償)をなくしてもらい、残った金額を分割で払うように賃金業者に直接交渉する手続きです。
毎月の返済額が大きすぎて元金が全く減らない状態に陥っている場合、返済可能な金額にしてもらうことで、毎月の負担はかなり減るでしょう。
任意整理は裁判所を通しませんし、弁護士に依頼すれば、最短3ヵ月程で全ての手続きを終えることも可能です。

もし返済が遅れ借入先からの督促がきてしまうと、借金がばれてしまう可能性はかなり高まります。
もし督促がいつきてもおかしくない状態であるならば、すぐに弁護士に任意整理を依頼しましょう。
任意整理の手続きを開始することで、その日のうちに督促を止めることも可能です。
任意整理のメリットやデメリットについては、こちらの記事も合わせてご覧ください。

任意整理をする不安を解消!
ここでは、任意整理に対して湧き出てくる不安と、それらの解消方法を解説しますね。
初めて弁護士に相談するときには、不安な思いがでできて当然ですよね。
弁護士に依頼するという大きな動きによって、かえって家族に借金がばれてしまうのではないかと相談をためらう方がいらっしゃいます。
しかし、任意整理の手続きが始まると、賃金業者とのやりとりは弁護士に一任できます。
賃金業者から相談者さまに直接連絡がくることがなくなるので、督促の連絡から家族などに借金がばれてしまうことがなくなります。
ただ、どうしても手続きにおいての確認事項や経過報告などがありますので、弁護士とのやりとりは避けられません。
そのため、連絡の仕方や郵便物の受け取り方について、弁護士と事前に打ち合わせましょう。
弁護士と連絡をとる場合や郵便物を受け取るときは、次のような3つのやり方があります。
- 連絡は必ず相談者さまの携帯電話とし、主にメールやLINEなどを使用する。
- 通話が必要な場合は、必ず事前に日にちと時間を決めておく。
- 弁護士からの郵便物は、郵便局留めにしてもらうか、弁護士事務所に直接取りに行く。
家族にばれることが心配であれば、なおさら一刻も早く弁護士に任意整理の手続きの相談にいかれることをおすすめします。
賃金業者からの督促は、いつ、どのような形でくるのかを正確に知ることは難しいですからね。
手元にお金がない状態でも、諦めないでくださいね。
相談だけなら無料という弁護士事務所が数多くありますので、まずは相談しましょう。
弁護士事務所によっては、費用の分割払いや後払いも可能です。
さらに弁護士が任意整理の手続き開始すれば、その期間中の返済が不要になります。
今まで借金の返済にあてていたお金を弁護士費用にまわせるのです。
一般的な弁護士費用はまず最初に、着手金の支払いがあります。
着手金が無料のところもありますが、相場は2万~5万円ほどです。
(*キャンセルしても着手金は返金されません)
その後、交渉や和解が成立したら、報酬金の支払いをします。
たとえ着手金から支払いが難しい場合でも、支払い相談にはのってもらえるのでご安心くださいね。
弁護士費用に関しては下記の記事に詳しく解説されていますので、費用に不安を感じていらっしゃるのであれば、ぜひ、ご一読ください。

主婦が任意整理を考える上では、特に子どもへの影響が心配ですよね。
しかし、母親の任意整理が子どもに影響することはありません。
また、夫名義のクレジットカードにも影響はありませんのでご安心くださいね。
借金まみれの主婦になった理由は?

なぜ主婦が借金をすることになったのでしょうか。
借金をする主婦の背景や理由は一人一人違いますが、ここで少し掘り下げて解説していきますね。
家計をやりくりしてもどうにもならないとき
「日本賃金業協会」によると、女性が借入れする理由は男性とは違います。
趣味や娯楽に次いで、衣食が多くを占めているのが女性の特徴です。
借金をする多くの主婦が、生活の基盤となる衣食に苦しんでいるのです。
夫が生活費をほとんど入れない、病気や介護などにより十分な生活費を確保できないなど、家計のやりくりではどうにもならない場合もあります。
他にも、子供にいい教育を受けさせたい思いから家計の赤字に目をつむって子供に投資していたら、気づけば借金の返済に追われていたということもあります。
意外に多い主婦のパチンコ依存!
最も注意しなければいけない借金の理由は「趣味・娯楽」です。
ほとんどの人が自分が現状支払える可能な金額の範囲でブレーキをかけ「趣味・娯楽」を楽しんでいます。
しかし一度でもブレーキが効かずに借入の道に入ってしまうと、次からはためらわずに進んでしまう恐れがあります。
予想していたよりも借入のハードルを低く感じてしまい、気がついたら、借金が膨れ上がっているなんてことも。
主婦が上記の状態になりやすいのがギャンブルであり、特にパチンコと言われています。
依存症となってしまった方の多くは、自身が依存症に陥っていることに気づいていないのです。
また、依存症は病気の一つなので、心療内科や精神科での適切な治療をうけることが必要です。
もしも、下記のチェック項目に当てはまるようであれば、ご注意ください。
依存症から借金を繰り返してしまうのであれば、一刻も早く病院で治療をしましょう。
あわせて、これ以上借金が膨らまないように、弁護士と相談して債務整理の手続きを進めてくださいね。
パチンコ依存症については、こちらの記事で詳しく解説しています。

収入がない専業主婦にも借入窓口がある
そもそも収入がない主婦が借金できるの? と考える方も多いと思います。
しかし実際には、専業主婦でも、業者が提示している一定の条件のもと、配偶者情報を入れなくても借入できる窓口があります。
最近の賃金業者は、女性をターゲットにしていることが、サイトだけを見てもよくわかります。
ネイルやエステ、育児用品やベビーシッターなどの割引や優待という、女性に特化した特典が付加されていることもあります。
また、アプリやコンビニエンスストアで簡単に借入と返済ができるなど、手軽な取引方法がとられるようになってきました。
以前に比べて借入が気軽にできてしまえる環境に変化していることで、借金への抵抗が薄まり、主婦も借入れの沼に足を踏み入れやすくなってしまっているのかもしれません。
借金まみれの主婦に教えたい3つのこと

一度、借入のハードルを超えてしまうと歯止めが効かなくなり、気がつけば抱えきれない借金の山に苦しめられることがあります。
たとえ借金の自覚があったとしても「まだ大丈夫」「あと少し」と、現状の認識の弱さから、ブレーキを強くかけることができません。
そこで、借金をこれ以上増やさないためにできることを3つお伝えします。
- 司法書士や弁護士などの専門家の元で、抱えている借金を、ある程度、目にみえる形で示してもらい、自身の置かれている状態を認識できるようにする。
- クレジットカード、ローンカードなどの借入と支払い機能のあるカードは、極力解約し、持ち歩くことをやめる。
- 現実的な支出を毎月確認することで、節約と借金へのブレーキの両方につながるため、家計簿をつける。
苦しさから逃れるために、また、一時の快楽を得続けるために、現実から目を背けてしまいたくなるでしょう。
しかしそれでは、気づいたときには借金の底なし沼に足をとられてしまいます。
本記事を読んでいただいている相談者さまであれば、まだ間に合います。
借金まみれの主婦から脱出!債務整理以外に道はある?

なるべく弁護士に頼らずに借金を解決したいと考えていらっしゃるのであれば、ご自身で解決できる可能性があるかどうかをこちらの項目でご確認ください。
どのような可能性があるのかを、ぜひ、見つけてくださいね。
金額次第では「おまとめローン」が使えるかも
「おまとめローン」とは、その名の通り複数ある借金を一本化することです。
「おまとめローン」をするメリットは主に下記の3つです。
- ひとつにまとめると金利を安くできる可能性がある。
- 毎月の返済額を減らすことが可能である。
- 毎月の返済が1回になるため、管理がしやすい。
一方で、下記のようなデメリットもあります。
- 毎月の返済額を減らし返済期限を延ばすと、返済総額が増える可能性がある。
- 現在借入ている金利よりも「おまとめローン」の金利の方が高い場合がある。
もし相談者さまが「毎月の返済額が少なくなればこのまま借金返済が可能」なのであれば任意整理をしなくてもいいかもしれません。
ただし「任意整理」のように、借金の利息や遅延損害金(返済を滞納したときの損害賠償)がなくなったり、手続き期間中の督促が止められることもありません。
また、借金まみれの専業主婦の場合「おまとめローン」が利用できない可能性も高いです。
「貸金業法」に基づく消費者金融など貸金業者のおまとめローンは、無収入の人は利用できません。
銀行カードローンなら専業主婦でも「おまとめローン」が利用できるところもありますが、多くて数十万円程度の借入が限界です。
さらに金利が低ければそれだけ「おまとめローン」の審査はとても厳しいので、借金まみれの主婦の利用は難しいと言えるでしょう。
「おまとめローン」の注意点は以下の3点です。
- 「おまとめローン」が可能なところをいくつか比較検討をし、条件の確認を忘れずにすること
- 利子や調査料などの先払いが必要と言われたり、キャッシュカードなどを送るように言われるなどの悪質業者があるので「おまとめローン」を装った詐欺業者には十分注意すること
- 無収入での「おまとめローン」はできない・数十万円までの利用なので、借金まみれの主婦には利用は難しいかもしれない
もしも「おまとめローン」を利用されるのであれば、上記に注意しながら、メールや電話で勧誘されたところは避け、ご自身で情報を集めることをおすすめします。
電話や郵便物に注意!
ご家族に借金がばれてしまう理由のひとつに、賃金業者からの督促郵便や電話があります。
対策としては、借入先の業者に対して、電話連絡を自身の携帯のみにしてもらうことや郵便を止めてもらうことをお願いすることしかできません。
賃金業者に「郵便局留め」をお願いしたとしても、了承されることはほとんどないでしょう。
督促をされないためには、借金の返済期日を守るしかありません。
家族にばれたくなかったら、借金の返済ができなくなった時点ですぐに弁護士に相談しましょう。
「任意整理」の手続きを始めると同時に、借入れ先からの督促と返済が止められます。
両親や信頼できる人に相談
借金をひとりで抱え込みどうしようもなくなってしまった場合、実家に頼れる可能性が少しでもあれば、覚悟を決めて相談しにいくことも考えましょう。
しかし、実家の両親に心配をかけたくなかったり、頼れるような状態ではなかったりすることもありますよね。
夫や子どもに知られずに借金を解決したければ、やはりここは確実に信頼でき力になってもらえる弁護士に頼りましょう!
ひとりで解決しようとせず、まずは気軽に弁護士に相談することをおすすめいたします。
借金まみれの主婦から脱出する方法伝授!誰にも知られず借金解決! まとめ
借金まみれの主婦が、家族に知られることなく借金返済から脱出する方法を解説してきました。
内緒で借金解決するには任意整理がおすすめ。
任意整理をしても家族に直接影響はない。
「おまとめローン」の利用は難しい場合も多い。
依存症の可能性があるなら、病院での治療が不可欠である。
ご自身の借金に悩み、またはご家族の借金に悩み、本記事にたどりついていただいた方も多いと思います。
ひとりで悩まないでくださいね。
信頼のおける弁護士などの専門家に相談されることで、ひとりでは見えなかった、新たな解決の道が見えてきます。
大切な人のためにも、決して諦めないでください。
この記事がお役にたてることを願っています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。