借金の返済に追われると、憂鬱な気持ちで常に心が不安定な状態ですよね。
なかには、精神的に不安定になって、通院が必要になる方もいらっしゃると思います。
そんな状況の中、返済を続けるのは困難です。
そこで、本記事のポイントはこちら。
借金で憂鬱な人にぴったりな解決方法を解説します
憂鬱な気分を改善する方法も合わせて紹介しますので、参考になさってください。
借金で憂鬱な気持ちは、この記事を読んで解消しましょう。
借金の憂鬱な気持ちは債務整理で解決

早速ですが、借金で憂鬱な気持ちは「債務整理」で解決するのが一番の近道です。
債務整理は、国が考えた返済者のための救済制度で、法的に借金を減らせる手続きを指します。
そもそも、相談者さまはご自分の借金を誰か別の方に相談していらっしゃいますか?
借金で憂鬱な気分になる方の多くが「NO」と答えるでしょう。
借金問題はひとりで抱え込むのがもっとも危険とされています。
誰にも相談しないまま、気がついたら借金が膨れ上がり絶望的な状況になっている方も少なくありません。
そんな方にこそ、債務整理を検討していただきたいです。
この項目では、債務整理がなぜこんなにもおすすめなのかを詳しく解説していきます。
債務整理はなぜそんなに人気なのか
債務整理はひとつの方法ではなく、4種類の方法から成り立っています。
- 任意整理
- 過払い金請求
- 個人再生(民事再生)
- 自己破産
※過払い金請求はほかの手続きの一環とする場合もあり。
各手続きの概要は以下の表をご覧ください。
任意整理 | |
概要 |
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過払い請求 | |
概要 |
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個人再生(民事再生) | |
概要 |
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自己破産 | |
概要 |
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どの方法が自分に適しているかは人それぞれです。
ただ、いずれの方法でも債務状況は確実に改善されるでしょう。
そして、借金に苦しむ人に債務整理がおすすめの理由は、以下4点が挙げられます。
- 貸金業者からの取り立てが止まるから
- 毎月の返済負担が軽くなるから
- 借金を完済するための現実的な計画を立てられるから
- 手続きによっては、ほぼ痛手もなく手続きできるから
では、1点ずつ見ていきましょう。
貸金業者からの取り立てが止まるから
債務整理は、通常弁護士などの専門家へ依頼しておこないます。
その際に、弁護士が返済先である貸金業者へ「受任通知」を送付してくれます。
受任通知は「これから債務整理を開始します」と知らせるもので、貸金業者がこれを受け取ると一切の督促が禁止されるのです。
取り立てがないと思ったら、気持ちがラクになりませんか?
これまで携帯や自宅・職場にかかっていた電話がゼロになるのは、きっとありがたい要素となるでしょう。
毎月の返済負担が軽くなるから
債務整理では、借金の減額や免責がかないます。
特に減額する手続きをおこなうと、借金総額が減るだけでなく、毎月の返済負担も軽くできるのです。
相談者さまの借り入れ状況や返済能力によっては、もっとも負担の少ない方法を選択できますよ。
また、多重債務でこれまで何回もあった返済日も、債務整理後は毎月1回だけとなるため、精神的な負担も軽減されるでしょう。
借金を完済するための現実的な計画を立てられるから
減額手続きを選択すると、完済するまでは長期分割で返済を継続します。
任意整理や個人再生(民事再生)では、原則3〜5年かけてゆっくりと返していくケースが多いです。
手続きによっては、ほぼ痛手もなく完了できるから
債務整理のなかでも任意整理をえらぶと、身内や職場にも気付かれないまま手続きを完了できます。
手続きに必要な書類はご自分のものだけですし、手続きにかかる期間も短いので、安心です。
個人再生(民事再生)でも、借金の大幅減額を実現しながらも、マイホームなど大切な資産を残せます。
しかし、一方で、痛手の大きい手続きもあります。
自己破産は、借金を帳消しにする手続きですが、代わりに保有資産の多くを失うのです。
3つの手続きを比べると、任意整理で借金を解消するのがもっともリスクが少ないとわかるでしょう。
そのため、債務整理を検討する際には、任意整理が可能かどうかを、まずは確認するのがよいですね。
まずは、弁護士に相談してどの債務整理方法が適しているかを聞いてみましょう。
私が相談者さまにおすすめしたい事務所は東京ロータス法律事務所さんです。
どんな事務所かは以下の記事をお読みくださいませ。

借金による憂鬱な気分は精神面での改善も必要

憂鬱な借金を物理的に解消する方法は、債務整理です。
しかし、精神的に憂鬱な気分から抜け出す努力も必要と言えます。
ここでは、憂鬱な気持ちを内側から改善する方法を紹介していきますね。
食事をしっかり取る
精神状態が不安定な要因として、栄養素の不足が考えられるでしょう。
たとえば、うつ病患者にはセロトニンが不足していると言われています。

引用:昭和女子大学
セロトニンは、「幸せホルモン」とも言われる脳の神経伝達物質です。
セロトニンが不足すると、精神に異常をきたして、憂鬱な気分を引き起こしやすくなります。
そのため、まずはセロトニンをはじめ、脳神経の伝達物質を増やす食材を日常的に取り入れていきましょう。
たとえば、ダイズや乳製品などがよいですね。
また、これまでお金がなくて偏った食事を取っていた方でも、ご自分に必要な栄養素を知ることで、コストを抑えて質の高い食事を取れます。
運動してみる
憂鬱な気分が続くと、外に出て運動する機会もないはずですよね。
しかし、散歩やジョギングなどちょっとした運動だけでも、憂鬱な気分は十分にリフレッシュできるのです。
まずは汗をかくまで、運動してみましょう。
きっと終わった頃には、憂鬱な気分も軽くなっているはずです。
リラックスタイムを作る
リラックスと聞くと「自分にはそんなの難しい」「ぼーっとすると借金のことを思い出してしまってつらい」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、リラックスする時間は30秒あれば作れます。
まずはゆっくり深呼吸してみましょう。
深呼吸を数回だけでも繰り返すと、胸のざわつきや血圧を下げられます。
何も考えずに「息を吸ってはく」ことだけに集中し、まずは1日30秒のリラックスタイムを作るのがおすすめです。
我慢しないで泣いてみる
そして、無理やり嫌な気分から離れる必要はありません。
「借金で憂鬱になっている自分が嫌い」
「借金生活から抜け出せなくてつらい」
きっと相談者さまにも、毎日のようにこんな感情が押し寄せていますよね。
しかし、無理やり明るいことを考えて、ご自分の気持ちを閉じ込める必要はないのです。
悲しいときは、思いっきり泣いてみましょう。
一人ではどうしても泣けないという方には、「涙活(るいかつ)」を活用してみるのもおすすめですよ。

涙活は、月に数分だけ涙を流すことでたまっているストレスを解消する方法で、イベントに参加したり書籍や映像作品、音楽を活用したりして感情のまま涙を流すのが特徴です。
泣いたあとは、きっとスッキリしているはず。
借金を債務整理で解決したい人へ気になる疑問

Q:手続き方法は自分で決められる?
A:債務整理の手続きは自分で決められます。
しかし、負担の少ない任意整理で解消しようと思っても、検討している時点ではもう手遅れとなっているケースもときにはあります。
たとえば、借金が高額だと、任意整理を利用した利息と遅延損害金の免除だけではどうにもならないでしょう。
その際には、ご自分の希望ではない債務整理方法も検討しなくてはなりません。
Q:一人でも債務整理手続きは可能?
A:不可能ではありませんが、非常に難しいため、現実的ではありません。
というのも、債務整理では複雑な書類作成が求められます。
とりわけ個人再生(民事再生)と自己破産では、裁判所を通すため書類の種類も多く、記載内容も専門的です。
法律の知識があまりない方が一人で手続きするのは、無謀と言えます。
また、裁判所を通さない任意整理の場合でも、一人では危険です。
任意整理では貸金業者との直接交渉が発生しますので、相談者さまだけでは相手に言いくるめられて、現在よりも厳しい返済条件にされてしまうかもしれません。
そのため、どの方法でも豊富な知識と経験で解決に導いてくれる弁護士に依頼し、手続きをおこなうのが安全で確実です。
借金の減額交渉はなぜおすすめ?弁護士に任せる場合の費用の相場は?
Q:家族や職場にバレる可能性はある?
A:任意整理・過払い金請求であれば気付かれる可能性が低いです。
任意整理や過払い金請求は、本人に関わる書類さえあれば手続きが可能ですので、周囲にバレる可能性はほぼありません。
しかし、個人再生(民事再生)や自己破産となると、家族の収入証明書や職場を通して発行する書類の提出を求められます。
そのため、手続きを進めるうえで、どうしても周囲に気付かれてしまうタイミングがあるでしょう。
Q:ブラックリストとは関係があるの?
A:債務整理するとブラックリスト登録されます。
ブラックリストは、「悪い利用者として危険人物に登録する」イメージを持たれている方も多いですよね。
たしかに、利用中のクレジットカードや利用停止にされますし、新規契約や借入も審査に落ちやすくなります。
しかし、どの債務整理方法でもブラックリスト登録期間は5〜10年です。
一生カード利用が許されないわけではありませんので、大丈夫ですよ。
また、相談者さまがブラックリスト登録されても、ご家族への影響はありません。
「新規契約したい家族は収入がない専業主婦や学生ではない」「契約名義は家族の名前」であれば、引き続きご家族はカード利用や新規契約ができます。
Q:収入がない無職状態でも手続きは可能?
A:無職状態で手続きが可能なのは自己破産だけです。
自己破産は、借金の返済義務を帳消しにする手続きですので、無職の方でも問題はありません。
しかし、任意整理と個人再生(民事再生)は借金を減額する手続きのため、手続き後に返済していく能力がないと厳しいです。
定職についており、安定した収入が毎月あることが前提条件ですので、無職だと上記2つは手続きする権利が与えられません。
Q:マイホームや車はどうなる?
A:借金総額と手続きによっては手放す必要があります。
まず任意整理では、整理する借金のうちマイホームや車のローンを除外してから返済活動できますので、そのまま残すことが可能です。
個人再生の場合は、借金総額に応じて判断されます。
たとえば、250万円の査定が下りる車を保有しているとして、減額後の借金総額が250万円をこえていない場合には、売却して返済に充てなくてはいけません。
また、マイホームや車のローンが残っているかによっても変わります。
住宅ローンの場合は、借金の減額対象から外せますので、引き続き返済していけるならマイホームは残ったままです。
車については、ローンの返済中は所有権がローン会社にあります。
借金の状況によってはローン会社が車を売却しますので、残したいと思っても残せないケースがあるのです。
そして、自己破産では保有資産の多くを没収されますので、残念ながらマイホームと車の両方を失ってしまうでしょう。
憂鬱な借金はすぐに行動すればなんとかなる

あまりにも借金生活が憂鬱で、なにもやる気が起きずズルズルと引きずってしまう方は多いです。
しかし、借金は早い段階で行動を起こすかどうかがカギ!
悩んでいる間に借金は増える
借金は、相談者さまが憂鬱な気分にのまれて悩めば悩むほど、どんどん増えていきます。
たとえば、借入をすると、元本の返済だけでなく利息も一緒に払いますよね。
借金が膨れ上がっている方は、もはや元本ではなく、日ごとに増えていっている利息を払っているだけなのです。
そして、一度でも返済が遅れると遅延損害金が発生し、返済のサイクルも乱れます。
そうなると、利息を払うための新規借入(多重債務)を始めてしまい、借金は解消されるどころか増えていく泥沼状態に……。
憂鬱だな、と悩んでいる間にも借金は手がつけられないほど増えていくと知っておきましょう。
精神的に追い詰められるとどん底状態になる
そして、返済や督促に追われて憂鬱な状態が続くと、精神疾患にもつながりかねません。
つらい借金生活は、精神的にも多大な負担があります。
特に、収入が少なく返済の見通しも立っていない状態なら、なおさら焦りと不安で押しつぶされそうなほどの重圧を抱えているはずです。
そんな状況でずっと過ごしていると、気分だけの問題ではなく、病気として治療が必要な状況にまで陥るケースも少なくありません。
借金に加えてご自分の治療もあると考えると、まるで「どん底の地獄だ」と感じてしまうでしょう。
人生を再起したいなら借金は相談すべき
借金の増額やご自分の健康被害を回避したいなら、やはり早期に行動を起こし、借金を解消するのが一番です。
債務整理すれば、ほとんどの借金問題は解消できます。
未来のご自分やご家族を守りたいのであれば、今すぐにでも債務整理を検討すべきです。
弁護士に相談すれば今日からでも返済活動を止められます。
もちろん、法律の知識が全くない人でも大丈夫です。
相談は無料ですので、まずはご自分の債務状況を把握して、どの方法で解決できるかを弁護士と一緒に考えてみてください。

借金で憂鬱な人必見!抜け出す方法はコレ!人生はまだやり直せます まとめ
憂鬱な借金から抜け出すための方法を解説してきました。
憂鬱な借金は「債務整理」で解決する
憂鬱な気分は内面から改善していく
早く行動すれば、痛手の少ない任意整理が使えるかもしれない
借金で憂鬱な気持ちは、どんな状況であっても相談者さまが行動を起こさないと改善できません。
借金に関しては、弁護士に依頼し、債務整理を使えば必ず解決できます。
しかし、相談者さまご自身の体調や気分は、ご自分でも前向きに改善していく気持ちがなくては、いつまでも憂鬱なまま。
この記事で紹介したメンタル改善方法も実施しながら、改めてご自分と向き合い、前向きに借金を解消していってほしいと強く願っております。
そして、借金をなくし明るい気持ちで人生を再起していただきたいです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。