「コープ」って生協のスーパーじゃないの?
グリーンコープは生活協同組合連合会、いわゆる生協です。
もちろんスーパーも展開していますが、お金の相談も無料でおこなっています。
そこで、本記事のポイントはこちらです。
- グリーンコープでお金の相談をすると、債務整理のための支援や生活資金の貸付をしてくれる
- グリーンコープなら債務整理のための専門家との面談に相談員が同行してくれる
この記事を読んで、生活を立て直すための選択肢を増やし、問題の解決へ向けて第一歩を踏み出しましょう。
グリーンコープなら債務整理に取り組みやすい

「債務整理をしたい」と考えたとき、次にすべきなのは「法律事務所へ行って弁護士や司法書士に相談すること」ですよね。
法律事務所には「直接面談義務」というものが課されているため、相談者は必ず一度は専門家と直接会って話さなければなりません。
しかし「弁護士・司法書士と聞くと身構えてしまう」「難しい話ばかりで言いなりになってしまいそう」など、尻込みしてしまいがちですよね。
その点グリーンコープでは、債務整理をする人に対して専門家を紹介し、面談の際には相談員が同行してくれるので安心です。
グリーンコープではお金に関する相談を無料でおこなっていますが、具体的にどのような内容なのでしょうか?
グリーンコープってなに?
グリーンコープは、九州・中国地方から関西地方まで15の店舗を展開する生活協同組合連合会(生協)です。
「生協」と言われると、国産の肉や野菜を取り扱うスーパーのイメージが強いですよね。
しかし、グリーンコープは、環境を守る取り組みや地域福祉活動などのさまざまな活動のほかに、「生活再生事業」にも取り組んでいます。
「生活再生事業」では、お金の問題から生じる暮らしの問題の解決を目指しています。
専門相談員に無料相談ができる
グリーンコープには「生活再生相談室」というところがあります。
「生活再生相談室」では、主に以下のようなことについて相談や支援を受けることができます。
家計に不安のある人に対してカウンセリングをし、家計表などを作成して、家計再生のためのプランニングをおこなう。
専門相談員はファイナンシャルプランナーやカウンセリングなどの資格を持ち、経験も豊富なため、安心して相談できる。
債務整理をする必要があると判断された人には、信頼できる専門家(司法書士や弁護士)を紹介してくれる。
また、専門家のところへ面談に行く際には相談員も同行し、相談者が納得する条件になるよう支援してくれる。
何年もかけて返済するので、後悔しない決定をしたいですね。
生活資金の貸付をしてくれる
グリーンコープでは、生活を再生させる上で必要になる生活資金(家賃・公共料金・学費など)の貸付を行っています。
「生活を立て直したい」という人たちからの実際の相談内容には、以下のようなものがあります。
- 突然失業し、家賃や公共料金が払えない
- 仕事は決まったが、給料日までの生活費がない
- 住宅ローンの返済を続けるのが難しい
- 車検費用の工面が厳しい
- 税金を滞納してしまっている
- 子どもの進学準備資金を用意できそうにない など
税金の滞納の場合も、分割納付が可能であれば貸付はしないことがあります。
そして、貸付の種類は以下のようなものです。
- 一時的生活資金貸付(組合員への加入が必要)
- 生活自立支援貸付(組合員でなくても利用可)
- 少額債務弁済貸付(組合員への加入が必要)
- 滞納生活費支払貸付(組合員でなくても利用可)
一時的生活資金貸付
借金や滞納金はないものの、突然の失業などですぐにでも生活資金が必要な場合の貸付。
生活自立支援貸付
「債務整理は終わったがブラックリスト状態なのでどこからもお金を借りられない」という場合、一時的な支援のための貸付。
少額債務弁済貸付
債務整理をしても成果を見込めない場合(借入期間が短い・借金額が小額)、一括で完済するための貸付。
(※対象は生活資金のための借り入れのみ)
滞納生活費支払貸付
債務整理では解決が難しいお金の問題(税金・保険料・学費などの滞納)を解決するための貸付。
貸金業者による審査とは異なり「生活を立て直したい」という気持ちや、相談者の返済能力の有無を重視した審査になっています。
- 貸付利率:年9.5%
- 貸付の上限額:150万円(それを超える場合は理事会の承認が必要)
- 返済期間:原則60カ月以内
※連帯保証人は基本的に家族を指定
※事業資金は対象外
グリーンコープに相談する人の特徴

ここまで、グリーンコープによる生活再生事業について詳しく解説してきました。
専門家の紹介だけでなく、生活資金の貸付までしてくれるグリーンコープ。
貸金業者からの貸付はイメージがしやすいですが、グリーンコープから貸付を受ける人にはどんな特徴があるのでしょうか?
自己責任の借金はごくわずか
「借金」と聞くと「ギャンブル」「浪費」などがすぐに理由として思い浮かびませんか?
しかし、グリーンコープから貸付を受ける理由の多くには、失業やリストラなどによって収入が減少してしまったことが挙げられます。
借金の理由(2014年度の調査より)
- 基本的な生活費(学費、税金、医療費など)…51%
- 住宅や自動車…21%
- ギャンブルや飲食など…5%
実は多重債務者も多い
上記で説明したように、生活費を工面するために借金をする人が多いです。
借金を返済するためのお金に困り、今度は別の貸金業者から借り入れをしてしまい、結果として多重債務に陥ってしまうケースも少なくありません。
そうした借金の負の連鎖により、だんだん自分だけの力では返済が不可能になってしまいます。
以下の記事には、多重債務のことが詳しく書かれています。
ぜひご一読ください。

多重債務は危険!早めの相談をおすすめします

もし、あなたやあなたの周りの人が多重債務に陥っていたら、専門家へ早めの相談をおすすめします。
借金は放置していてもなくなりませんし、むしろ増える一方です。
では、多重債務は具体的にどう危険なのでしょうか?
解決方法も含め、次項から詳しく説明していきますね。
ヤミ金融のターゲットになりやすい
多重債務者は「借金返済が難しい状況にある」と判断され、貸金業者から新たな借り入れの審査に通らないことが多くあります。
そこで、多重債務者の「審査の甘いところから借り入れたい」という気持ちにつけ入るのが闇金(ヤミ金融)です。
ヤミ金融は審査こそ甘いものの、利率は法外に高く、少しでも返済を滞納すると激しい取り立てをしてきます。
自分だけでなく、家族、会社、自分の親や兄弟にまで迷惑をかけることになってしまいます。
以下の記事には、ヤミ金融からの借金について詳しく書かれています。
この記事を読み、ヤミ金融についての正しい知識を身につけましょう。

行きつく先は「自己破産」かも
借金の総額が膨らみすぎると「自己破産するしかない」と判断されることがあります。
債務整理には、以下の種類があります。
- 任意整理(過払い金請求を含む)
- 個人再生(民事再生)
- 自己破産
この中で一番デメリットが大きいのは自己破産です。

自己破産をすると借金は全額免除されますが、自宅や車だけでなく、ほとんどの財産を失ってしまいます。
自己破産は、自分や家族の人生を大きく狂わせてしまいます。
また、保証人にも多大な迷惑をかけ、場合によってはその保証人の信用を失うことにもなりかねません。
以下の記事では、自己破産について詳しく書かれています。
デメリットの大きい手続きなので、自己破産を考えている方は参考にしてみてください。

今からできることは?
多重債務者だけでなく「借金の返済を続けていくことが難しい」「家計が苦しい」という人は、グリーンコープの無料相談をおすすめします。
ただ、グリーンコープは九州・中国地方から関西地方の展開なので、お住いの地域にグリーンコープがないという人もいます。
その場合は、全国に対応している法律事務所で、債務整理に強いところを選ぶと良いでしょう。

グリーンコープは債務整理もできる!?貸付などの支援は? まとめ
この記事では、グリーンコープにおける生活再生事業の詳しい内容、また、それを利用しなかった場合のデメリットについても詳しく解説してきました。
- グリーンコープはお金の問題について無料相談を行っている
- グリーンコープは債務整理のために専門家を紹介してくれる
- グリーンコープは審査と条件付きで生活資金の貸付をしてくれる
- 多重債務はヤミ金融に狙われたり、解決方法が自己破産しかなくなったりするので早めに相談をするべき
グリーンコープはスーパーだけでなく、暮らしに関わるお金の相談、借金の債務整理、生活資金の貸付など、さまざまな支援をおこなっています。
借金の相談を誰かにしたいけど「弁護士」「司法書士」と聞くと身構えてしまう……
そんな方は、お近くのグリーンコープに相談してみましょう。
借金は放置すればするほど遅延損害金(滞納に対する罰金)や利息が増えてしまい、時間がたつにつれて解決が難しくなっていきます。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。