このように専業主婦でもパチンコから抜け出せずに、借金をつくってしまうケースは実は多いんです。
そこで、本記事のテーマはこちら!
専業主婦がパチンコで借金をつくってしまったときにすべきこと
最後にご紹介する「専業主婦がパチンコ沼から解放される5つの方法」は、どれもすぐにできることばかり。
ぜひ実践して、「パチンコ依存症からの借金」という悪循環から脱出してください。
専業主婦がパチンコで借金をつくってしまったら

専業主婦でパチンコって、あまり聞かない。
自分だけだったらどうしよう。
とお悩みの相談者さまもいらっしゃるかもしれませんが、実際には女性でもパチンコ依存になってしまう方は多いのです。
日本では、ギャンブル依存が疑われる人が生涯経験を含め約320万人にものぼると、厚生労働省から発表されています。

引用:厚生労働省
このうちどれだけの割合が女性かは公表されていませんが、かなりの数がいることが推測されます。
したがって、専業主婦だからパチンコをしないというイメージは、もはや存在しません。
当然、依存症から抜け出せずに、借金をつくってしまう人もいるわけです。
不安に感じられたから相談者さまもこの記事にたどり着いていたのでは?
専業主婦がなぜパチンコにハマるのかは、後ほど解説しますが、この項目では、借金を抱えてしまったときにすべきことを見ていきましょう。
パチンコによる借金は債務整理で減らせる
パチンコによる借金は「債務整理」で減らすのが一番と言えます。
債務整理というのは、借金に悩む人々のために国がつくった制度です。
借金を減らしたり、なくしたりすることが可能です。
債務整理には4種類あります。
過払い金請求は任意整理に含む場合もありますが、ここでは債務整理のひとつとして紹介しますね。
どの方法が適しているかは、借金総額や収入・返済状況によって、人それぞれです。
各債務整理手続きのポイント
債務整理の種類ごとのポイントを表にまとめましたので、まずはご覧ください。

もっとも多く利用されているのは、任意整理です。借金自体は減らせませんが、利息や遅延損害金の支払いを減らすことで返済負担を軽くできるんですよ。
過払い金請求は、違法金利によって多く払ってしまった利息を取り戻せて、戻ってきた利息を返済にも充てることができます。
借金の元本を減らす手続きで大きな効果を見込めると言えば、個人再生(民事再生)。
借金そのものをなくしたいなら、自己破産。
効果が大きくなるほど、そのぶんのデメリットも厳しくなるのが特徴です。
種類 | メリット | デメリット |
任意整理 |
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過払い金請求 |
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個人再生 (民事再生) |
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自己破産 |
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借金の督促も止められる
債務整理をするときには、弁護士などに依頼して手続きを代行してもらうことが多いです。
弁護士にお願いをすると、貸金業者からの取り立てもすぐに止まります。
弁護士が依頼を引き受けると、貸金業者各所へ受任通知という書類が送られて、受け取ると督促や取り立て行為が禁止されるんですよ。
通常は郵送ですが、FAXで送ることも可能なため、送ったその日から取り立てが止まります。
専業主婦でもバレずに相談できる
債務整理をすると決めても、旦那さまやご家族、職場などにはバレるのはイヤですよね。
そこで、おすすめなのが「任意整理」。
任意整理は、家族にも気付かれずに借金を減らすことができる方法です。
先の項目で触れていますが、任意整理を利用すれば、利息と遅延金を減らせて、返済も長期分割で返していけるように変わります。

手続き期間も、裁判所を通さないぶん、他の債務整理と比べて短期なので、すぐに解決できますよ。(一般的に2~6カ月程度)

そして、なんと言ってもありがたいのが「バレにくい」こと!
たとえば、借金元本の減額が可能な個人再生(民事再生)を選ぶと、手続き上家族の資料も必要になりますので、すぐに借金がバレてしまいます。
自己破産では住居や車を失いますので、バレるどころか、ご家族全員を巻き込んでしまいますね。
任意整理では、ややこしい書類の提出もありませんし、資産も失いません。
手続き自体もすべて弁護士が代行してくれますから、出かける回数も最小限に抑えられて、怪しまれませんよ。

バレるのはイヤだけど専門家には相談してみたい方へ
パチンコの借金をバレずに解決するには、任意整理がおすすめとお伝えしていますが、いざするとなったらどうやって進めようか不安ですよね。
まずは誰かへ相談してみたいと誰しも思うはずです。
しかし、周囲には相談できる人なんていないし、家族にはもちろん話せない。
加えて、専業主婦の自分がパチンコにハマっていることまでバレてしまいます。
そこでおすすめなのが「弁護士」への相談です。
弁護士への相談は匿名でも可能ですし、家から出かけると怪しまれるかも……と不安な方には、メールや電話でも相談を受け付けているんですよ。
相談費用も高そう、と思われがちですが、初回なら無料としている事務所がほとんどです。
このまま誰にも相談できずにモヤモヤしていると、任意整理では解決できなくなってしまう恐れも。
他の方法では確実に家族にもバレてしまうので、任意整理で手が打てるうちに、対処するのが賢明でしょう。
もちろん相談は無料ですし、メール・電話・匿名相談OKですよ。

専業主婦がパチンコ沼にハマる理由

専業主婦の相談者さまでも、パチンコにハマってしまうほど、今やどこに住んでいてもパチンコ店はありますし、娯楽として受け入れられています。
リスクを理解してうえで、興じるなら何の問題もないのですが、やはり度を超すと沼にハマり、抜け出せなくなってしまうのです。
パチンコ依存になる背景
専業主婦の方が、パチンコ依存になる背景として以下が考えられます。
専業主婦という環境ゆえに、パチンコにハマってしまうという人は少なくありません。
では1点ずつ理由をみていきましょう。
働く必要のない家計と自由な環境
真っ先に挙げられる理由としては、働かなくても許される家計環境と自由に使える時間が多いから、という点です。
専業主婦=パートに出なくても生活できる
旦那さまの収入だけで家計が成り立っていると、アルバイトやパートに行かなくても良いですよね。
また、お金の管理を相談者さまへ任せている、という家庭も多いはず。
旦那さまがお金にシビアなタイプでない限り、相談者さまが自由に使えるお金の割合を増やすことも可能でしょう。
ちょっと余裕があれば、パチンコに行ってもいいか、と軽い気持ちで手を出してしまう人も多いのです。
さらに、専業主婦だと1人で家にいる時間も増えます。
ご家族のサポートをしつつも、旦那さまがお仕事&お子様が学校などへ行ってしまえば、あとは相談者さまが時間配分を決めて過ごせますよね。
少なくとも毎日、数時間は自分の時間があるのではないでしょうか?
それゆえに、暇な時間ができると、娯楽としてパチンコを選んでしまうことがあるのです。
家計管理を相談者さまがしているのであれば、パチンコで借金ができても旦那さまにバレずズルズルと続けて、状況を悪化させてしまうことも。
精神的ストレスがたまりやすい
専業主婦は自由がある一方、外の世界との交流も少なく生活が代わり映えしない問題も。
家事や育児ばかりの毎日に嫌気もさすでしょうし、日々のおこないをねぎらってくれる人もいません。
旦那さまから「今日も食事を作ってくれてありがとう。はい、今日のぶん」と報酬をもらうことも当然ありませんよね。
さらに、子育てによるストレスやママ友との付き合い、ご近所や学校関係のやりとり……。
加えて、関係がギクシャクしていたり、苦手な人がいたりすると、悩みごとがどんどん増えてきて、もういや〜!!(泣)
このように、日々のストレスが積み重なった結果、パチンコに手を出してしまうのです。
少しだけお話ししましたが、パチンコ店はどこにでもありますし、今や女性1人でも気軽に入店できますよね。
その結果、ストレスのはけ口としてパチンコを選んでしまう専業主婦がいるのです。
パチンコをしても家族に気付かれにくい
専業主婦という環境のおかげで、パチンコをしても家族に気付かれにくいという点も挙げられます。
毎日相談者さま1人だけの時間があるなら、ご家族が帰宅するまでは何をしていても正直バレないのでは?
旦那さまに毎日の行動を逐一報告しているわけでもないでしょうし、聞かれたところで、いくらでもウソはつけます。
ご近所など周囲の人々に疑われたり、パチンコ店で遭遇してしまったらイヤ、というなら、少し生活圏内から離れたお店にいけば、ごまかすことも可能です。
以上の背景から、専業主婦がパチンコをしてしまう状況を作り出していると言えるでしょう。
パチンコ依存症の特徴
パチンコに手を出して抜け出せなくなると、起こるのが「ギャンブル(パチンコ)依存症」です。
ギャンブル(パチンコ等)をすべきではない環境でも、していないと落ち着かず、のめり込んでしまう病態。
アルコールや薬物依存に並ぶ病気として、世界保健機関(WHO)に認められている。
経済的に余裕がなくてもパチンコに行ってしまったり、パチンコのために家族に迷惑をかけたりしてしまう人が多いです。
ギャンブル依存症に見られる大きな症状は以下の通り。
- 毎日パチンコをしないと心が落ち着かない
- パチンコの掛け金が増えると興奮する
- 長時間に渡ってパチンコをしても飽きない
- パチンコのために借金をつくっている
- 負けると悔しくてさらにパチンコをする
- 勝ったらそのお金をさらに掛け金にしてしまう
- パチンコのことでウソをつくことが増える
ストレス耐性に弱い人が陥りやすいことも依存症の代表的な一因と言えます。
<ストレス耐性に弱い人の特徴>
- 几帳面で責任感が強い
- 怒られるのが怖い
- 人と違うことをするのが苦手 など
また、パチンコ台のきらびやかな装飾や音響が、脳にも影響して『パチンコは魅力的な娯楽である』と無意識に思い込んでしまうそうです。
先ほど紹介した専業主婦が置かれている環境に加え、このような要因も重なると、病気として治療が必要なほどにパチンコにのめり込んでしまいます。
パチンコでできた借金を放置したらどうなる?

パチンコ依存で辞められない専業主婦がいる背景がわかりましたでしょうか?
ここからは、パチンコによって、この先手に負えないほどの借金を作ってしまったらどうなるのかをみていきましょう。
放置したらどんな悲劇が訪れるのか、手を打てなかった人々の未来です……
長期滞納すると法的手段を取られる
パチンコによる借金が膨れ上がり、返済を滞納し始めると、まずは貸金業者からの督促が始まります。
方法は、電話や書面での通知・自宅への訪問などさまざまです。
こちらを無視すると、記録が残る方法で支払いの催促をしてきます。
一般には内容証明郵便を使われることが多いですね。
書類の送り先や送り主・内容を公的に記録する郵便方法。
郵便局でコピーを保管しておいてくれて、言った言わない問題を起こさない予防策として主に利用されています。
貸金業者が内容証明を使うのには他にも理由があります。
内容証明郵便を使って送ってくる=法的な手段を取りますというアピール
「このまま対応しないなら、法的手段に入ります」という意味を込めて送ってきているのです。
内容証明による督促すらも無視すると、いよいよ法的手段で連絡してきます。
単なる郵便ではなく「裁判所を通した督促通知」に変わるのです。
裁判所からの通知は「支払い督促」と呼ばれ、借金を返さない人に、返しなさいと命令を下すことを意味します。
支払い督促が届いてもなお無視して、2週間が経過すると、資産の差し押さえが始まるのです。
ただし、専業主婦の場合は自分の資産を保有していない場合が多いため、一括請求をされることになるでしょう。
専業主婦では手に負えない問題へ発展
一括請求の段階まで来てしまったら、さすがにもう自分1人の問題ではなくなってきます。
大半の方は、旦那さまとともに返済をしていかなくてはなりません。
当然これまで隠していたことも明るみに……
旦那さまの協力だけで、返済できるならまだ救いがありますが、そうでないなら事態は深刻です。
家庭内資産のすべてを失う「自己破産」を、視野に入れなくてはなりません。
借金のために、旦那さまの預貯金やマイホーム・マイカーさらにはお子様の教育費まで、ありとあらゆるものを失うことに。
資産だけでなく、旦那さまにも愛想をつかれ、離婚を切り出されてしまってはもう手の施しようがありませんよね。
モメて離婚をすると、旦那さまから慰謝料を求められることだってあるでしょう。
パチンコの借金は、お金だけでなく家族ごと失うことにもつながるのです。
家族を守りたいなら債務整理
大切な家族も守りたいし、これまで築いてきた資産も失うのがイヤなら、一刻も早く債務整理を使って借金を解決するのが一番です。
家族関係においても、バレずに借金を解決するのが、有効と言えます。
バレずに借金を解決するには、やはり任意整理がおすすめですね。
最初の項目でもお伝えしていましたが、任意整理で解決できる段階なら、家族に迷惑をかけることもなく対処できますよ。
今の平穏な暮らしをこれからも守っていきたいなら、専門家へ相談し、債務整理手続きを進めた方が良いです。
専業主婦がパチンコ沼から解放される5つの方法

- 自由な時間を増やさない
- 家族にお金の管理を頼む
- 病院で治療を受ける
- 闇金からお金を借りない
- 債務整理で借金をつくれない環境をつくる
では、1点ずつみていきましょう。
1自由な時間を増やさない
自由な時間を増やさない生活スケジュールを組み立てましょう。
おすすめは、アルバイトやパート労働です。
旦那さまの稼ぎで家計がまかなえていたとしても、お金は増えるならいくらでも欲しいですよね。
旦那さまが出勤していて、お子様も学校に行っている間にある、ちょっとした時間だけでも、まずは働いてみましょう。
嫌でも時間や曜日の拘束が発生するので、物理的にパチンコをする時間が減らせます。
専業主婦の期間が長くて働くのが不安、という方におすすめのアルバイトはこちら。
社会復帰するのが怖い……という方でも、雇ってもらえる職種は山のようにあります。
日々の家事や子育てが仕事のスキルとして役立つことだってありますので、勇気を出してパート労働をしてみましょう。
2家族にお金の管理を頼む
お金の管理をご家族(旦那さま)にお願いしましょう。
自分で家計に使うお金を自由に調整できるのが問題です。
どんなに意識していても、使えるお金が目の前にあったら、パチンコ依存の方は我慢できません。
旦那さまに厳しい心を持ってもらい、相談者さまに自由なお金が行き過ぎないよう、きっちり管理してもらうのが良いです。
3病院で治療を受ける
パチンコ依存は、れっきとした病気です。
どうか自力で治そうとは考えないでください。
病気やけがのように、目に見える変化がなくても、確実に心身を危険な状態へと追い込んでいます。
パチンコ依存などギャンブル依存症の方のための専門クリニックもたくさん存在していますよ。(ギャンブル依存症外来)
ギャンブル依存症外来では、心理療法(カウンセリング)・薬物療法(薬の投与)・作業療法(日常行動の指導)などたくさんの治療方法で、パチンコに手を出さないよう改善していきます。
相談者さまの状態によっては、入院治療となることも。
パチンコで病院に通うなんて情けない、と思わず素直にお医者さんの力を頼りましょう。
4闇金からお金を借りない
専業主婦の借金に多い事例として、闇金(ヤミ金融)からの借入が挙げられます。
収入のない専業主婦には、金融機関は融資しないことが多いからです。
その結果、闇金(ヤミ金融)へ。
闇金(ヤミ金融)は、相談者さまのような専業主婦を、かっこうの餌食としています。
一度でも借りてしまえば、あとはもう泥沼です。
違法な利息や取り立てや嫌がらせまで発生し、借金から抜け出せなくなります。
お金を貸してくれるから、と闇金(ヤミ金融)へ手を出すのだけはやめてください!!
闇金に手を出しそうな人は、すぐにこの記事を読んでください。

SNSなどで見かける「即日入金」これも闇金が関わっている可能性が高いです。

5債務整理で借金をつくれない環境をつくる
「借金をつくれない環境」を用意することも大切です。
手元にお金があると、それが借金であるにも関わらず、またパチンコに通いたくなってしまうかもしれません。
借金は債務整理で減らせるとお話しさせていただきましたが、その代償としてどの手続きでも「ブラックリスト登録」があります。
ブラックリスト登録とは、信用情報機関に「借金があり債務整理をした」という情報が記録されることです。
ブラックリスト登録により、最低5年間は新たな借入は不可能です。
悪いことのように思えますが、各金融機関から借入を断られることで、パチンコのためにお金を借りるという環境を嫌でも払拭(ふっしょく)できますよ。
弁護士に相談することでギャンブル依存症の医師を紹介してもらい、人生を再スタートさせた事例もあります。
ギャンブル依存症である自分を認めたら、そこから人生を立て直しましょう。
もしかすると、1人で解決しようと思わないのが、一番のポイントかもしれませんね。
専業主婦がパチンコ沼へ|借金ができてしまったらすべきこと まとめ
専業主婦がパチンコ沼にハマって、借金をつくった場合の対処法について解説しました!
パチンコによる借金は債務整理で解決ができる
家族にもバレるのがイヤなら任意整理をすべき
パチンコ依存から抜け出すには周囲に協力してもらう
専業主婦という立場ゆえにパチンコにハマってしまう人は多いです。
パチンコ依存症が借金問題のみならず、家庭の崩壊を招くことも十分に考えられます。
この記事にたどりついてくださった相談者さまは、まだ十分に解決できる段階だと思います。
パチンコによる借金がこれ以上膨れ上がるまえに、どうか債務整理を検討してください。
まだ金額も少ないなら「任意整理」で家族にも気付かれずに解決できます!!
私の親も借金地獄で家庭が崩壊するかもしれない、という苦しみを味わってきました。
だから、相談者さまには、大切なご家族と笑顔で、平穏な暮らしを守っていっていただきたいです!
借金もパチンコ依存も人に相談するのは勇気が必要ですが、どうか前向きな一歩を踏み出していけますように、心から応援しております。
パチンコによる借金だけど
誰にも気付かれずに相談したいなら弁護士へ
パチンコで借金をつくった、なんて誰にも言えない。
でも、このままでは借金を減らせないかも。
そんな相談者さまのためにいるのが「弁護士」です!
弁護士は、どんな状況の人にでも親身に相談に乗ってくれますし、個人情報もきちんと守ってくださいます。
法律事務所に足を運べなくても、メールや電話で話を聴いてくれますよ。
初回相談は無料としているところも多いので安心♪
まだ、どこの法律事務所に相談しようか決めかねているなら、メール相談だけでもしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。