プロミスといえば大手の消費者金融として有名ですが、返済が遅れて困っているという方も少なくありません。
そこで、本記事のテーマはこちら!
プロミスの返済が遅れたときの対処法
返済遅れによる遅延損害金に悩むのはもうやめて、プロミスの借金をきっちり解消しましょう!
プロミスの返済が遅れたときの対処法

プロミスは大手の貸金業者です。三井住友銀行グループが母体として知られており、CMもあちこちで見かけますね。
知名度の安心感から利用者が多いのも特徴ですが、返済に遅れが生じれば他の貸金業者と同様に遅延金も発生します。
詳しくは後ほど解説しますが、まずは返済が遅れている現状を最も効率よく解消できる方法をみていきましょう。
プロミスの返済が遅れたときは任意整理
プロミスの返済遅れの解決には『任意整理』が最も効果的です!

任意整理は、貸金業者と話しあうことで、利息や遅延金(遅延損害金)を減らしてもらう手続きを言います。
減額してもらい残った額を長期分割払いで返済していきます。(3〜5年程度)
プロミスは先程もお伝えしたとおり、大手銀行の子会社ですので、経営基盤が安定していると言えます。
また、プロミスは現在のところ「経営悪化で交渉が難航する」といった可能性が低い企業です。
企業としてもマイナスイメージを持たれないようにしているため、他の貸金業者よりもスムーズに対応してくれるでしょう。
相談者さまの借入状況によっては、個人再生(民事再生)や自己破産など他の債務整理をしたほうがよいケースも、もちろんあります。
しかし、プロミス側に立って考えると、個人再生(民事再生)や自己破産をされると、貸金の回収はほぼ不可能です。
債務者に任意整理をしてもらったほうが、資金を回収できるため、減額交渉にはきちんと対応してくれる、というわけですね。
プロミスの返済に任意整理がおすすめの理由
プロミスの返済には任意整理がおすすめですが、理由は4つあります。
- 返済活動をとにかくストップできるから
- 周囲に気付かれずに借金を解決できるから
- 利息ではなく元本の返済ができるから
- 他の借入には影響しないから
返済活動をとにかくストップできるから
任意整理手続きを開始すると、その間は返済をする必要がなくなります。
手続きをおこなう際に、弁護士がプロミス宛に通知を送ります。(受任通知)
受任通知には「相談者さまがこれから任意整理を開始します」という旨が記載され、これをプロミスが受け取ると、一切の督促行為が禁止されるのです。
督促が来ない=返済をしなくてもいい
という状態ですので、ひとまず返済地獄からは脱却が可能です!
周囲に気付かれずに借金を解決できるから
任意整理は他の債務整理と比べても、周囲に気付かれにくいという特徴があります。
- 提出書類が本人のことについてだけでOK
- 家族や勤務先に書いてもらう書類がない
個人再生(民事再生)と自己破産では、ご家族に関する書類や、勤務先に発行してもらう書類も多くあります。例えば、家族の源泉徴収票や、勤務先でしか発行されない退職金見込額証明書など。
一方で任意整理に必要な書類は最低限3つだけ。
- 運転免許証などの本人確認書類
- シヤチハタでない印鑑
- 利用しているクレジットカード・キャッシングカード
手続きを進めるうえで、必要になってくる書類はありますが、ご家族の情報や勤務先の情報は基本的に不要です。
利息ではなく元本の返済ができるから
任意整理の減額交渉がうまくいくと、利息と遅延金の支払いはしなくてOKです。
利息は、現在まで発生しているぶんだけでなく、将来的に発生する見込み額までカバーされます。
つまり……
減額後は元本の支払いのみ!
そして、元本の返済は長期分割払いで進めていけますので、必ず借金の完済が実現できます。
他の借入には影響しないから
任意整理では、減額したい借金を自分で選べるのも特徴です。
他の債務整理では、現時点で抱えている借入のすべてが対象とされます。
例えば、住宅や車の長期ローンも含まれます。
そして、ローン契約に連帯保証人がいる場合には、相談者さまだけでなく、保証人にも負担をかけることに……。
状況によっては、住宅や車も失いますし、給与も差し押さえられます。
しかし、任意整理では「プロミスの借入だけ」と指定できますので、他の借入やローンには影響しません。

任意整理は弁護士に相談すべき?
交渉を弁護士に依頼することで、まず、督促を止める受任通知を発行できる点は大きなポイントです。
相談者さま一人だったら、督促をいきなり止めることは難しいでしょう。
弁護士なら和解が失敗する可能性はほぼないですし、相談者さまにとってなるべく有利な返済条件になるよう進めてくれます。
そして、一番気になる費用について。
任意整理における弁護士費用は、およそ2〜5万円程度+報酬金として減額成功額の1割程度(1業者あたり)とされています。
弁護士費用の種類 | 料金の目安 |
相談料 | 初回は無料 2回目以降30分につき5,000円程度 |
着手金 | 2万~5万円 |
解決報酬金 | 2万円以下 |
減額報酬金 | 減額に成功した金額の10%程度 |
実費 | 5,000円程度 |
上記の表にある通り、弁護士費用は5つにわかれています。
- 相談料
- 着手金
- 解決報酬金
- 減額報酬金
- 実費
なかには、減額報酬金を請求しない法律事務所もあります。
また、実費についてですが、貸金業者とやりとりする際にかかった切手代や手数料・交通費が含まれます。5,000円ほどで済むでしょう。
つまり、任意整理は最も費用が安い債務整理方法と言えます。
払えなかったらどうしよう、と不安でも、任意整理を開始したタイミングで返済がストップしますので、毎月返済に充てていたお金を弁護士費用にまわせますよ。

プロミスの返済遅れで時効を待つのはNG
借金には時効がありますが、プロミスで借りたお金も同様です。
プロミスの時効
時効期間:5年
時効のカウント:最終返済日の翌日からスタート
5年が経過し時効の援用をした場合には、時効の成立です。
返済義務が一切なくなります。
時効の援用とは、借金をしている人が貸金業者に対して以下の宣言をすることです。
「時効を迎えたので、私にはもう返済する義務はありません」。
時効のカウントは、5年間で一度でもプロミスが返済を要求したらリセットされます。
さらに、プロミスが裁判を起こした場合には、カウントがリセットされるどころか、新たに10年も時効満了まで期間が追加されてしまいます。
つまり、5年まであと少しだったとしても、裁判を起こされたらさらに15年間待たなくてはなりません。
時効の仕組みについては、以下の記事でお話ししています。

プロミスの借金は時効を待っても解決できません。
リスクの高い方法で借金をなくすより、低コストの任意整理で短期解決を目指したほうがいいでしょう。
任意整理に強い法律事務所を、この記事を読んでくださった相談者さまだけにお伝えします。
任意整理の実績はもちろん、弁護士費用も業界内では安いと言えます。

プロミスの返済遅れを任意整理以外で解決するには

プロミスの返済遅れは任意整理で解決するのが一番だとお伝えしましたが、他の方法では不可能なのか気になるところ。
この項目では、任意整理以外の解決方法をご紹介いたします。
プロミスコールを利用する
まずはプロミスの利用者専用相談窓口である『プロミスコール』を利用しましょう。
プロミスコールでは、期日前であれば30日間の返済期間延長が可能です。
また、延滞した場合の利息や遅延金についても相談が可能で、良心的!
女性専用ダイヤルもありますので、女性も気軽に相談できるのが嬉しいですね。
プロミスコール:0120-24-0365
女性専用ダイヤル『レディースコール』:0120-86-2634
受付時間:9:00~21:00(各種問い合わせ・オペレーター対応の場合)
返済額が高額なら個人再生か自己破産
次に、借金が高額な場合です。
返済額が高額で任意整理をしても、残高の返済計画が立てられないケースもなかにはあります。
そのようなときには『個人再生(民事再生)』と『自己破産』を選択したほうが良いでしょう。
個人再生(民事再生)
個人再生(民事再生)では、利息や遅延金ではなく借金の元本そのものを裁判所を通して減額してもらいます。

多くの場合、元本の8〜9割まで減額が実現できます。
元本が大幅に減額されるので、返済額も残りわずかとなり完済できます。
保有している資産(家や車など)も残せますので、安心です。

自己破産
一方自己破産では、個人再生(民事再生)と同じく裁判所を通す手続きではありますが、元本の減額ではなく「返済義務そのものの免除」をしてもらいます。

つまり、借金をゼロにする手続きです。
自己破産では借金をゼロにできる代わりに、持っている資産のすべてを手放さなくてはいけません。
家や車だけでなく、給与も失います。
また、自分だけなく、家族にも迷惑をかけてしまう債務整理方法のため、最終手段として利用されるケースがほとんどです。

個人再生(民事再生)と自己破産、どちらが良いかは、相談者さまの返済状況によってさまざまです。
借金が高額なら、検討することも視野にいれてみましょう。

おまとめローンがおすすめとは言えない
そして、最後に『おまとめローン』を利用する方法があります。
おまとめローンは、複数にわかれている借入を一カ所にまとめて返済をしていく方法です。
銀行などの金融機関がサービスを展開しています。
おまとめローンを利用するメリットは、返済管理の効率化と金利の低さです。
返済日が毎月1回だけなので、遅延する可能性が下がります。
また、おまとめローンは「借金の返済に特化したローン契約」なので、通常の借入契約よりも低い金利が設定されているのも特徴です。
しかし、おすすめとは言いがたい注意点も!
おまとめローンを利用すると返済期間が長くなってしまうケースが多いので、結果的に「長期×高額」でもともとの借金より金額が増えてしまうことも考えられるでしょう。
「毎月の返済額が安くなれば計画的に返せる!」という方にはおすすめですが、長期になると困る方にはおすすめとは言えません。
おまとめローンを検討する前には、他の債務整理方法を利用した場合のシミュレーションもしっかりしておきましょう。
プロミスの返済遅れが続いたら何が起こる?

プロミスの返済が遅れたときの対処法をご提案してきました。
しかし、プロミスの返済をせずに、ずっと過ごしていたらどうなるのか気になりませんか?
そこで、この項目では、プロミスの返済遅れが続いたら何が起こるのかを見ていきます。
返済額が増額される
プロミスでは、返済を滞納すると遅延金(遅延損害金)を請求されます。
遅延金は、いわゆる賠償金の扱いです。
通常の金利よりも高く設定されていることが多いので、延滞を繰り返すと恐ろしい事態になりかねません。
プロミスの損害遅延金は、年利20.0%です。通常金利は4.5〜17.8%ですので、上回っているのがわかりますね。
しかし、滞納するとどのくらいの遅延金が発生するのかイメージが湧かない相談者さまもいらっしゃるはず。
そこで、こんなイメージ表をご用意してみました!ご参照ください。
返済残高 | 滞納期間 | 遅延損害金見込み額 (目安) |
10万円 | 1カ月 | 1,644円 |
2カ月 | 3,315円 | |
3カ月 | 5,013円 | |
20万円 | 1カ月 | 3,288円 |
2カ月 | 6,630円 | |
3カ月 | 10,027円 | |
30万円 | 1カ月 | 4,932円 |
2カ月 | 9,945円 | |
3カ月 | 15,040円 | |
50万円 | 1カ月 | 8,219円 |
2カ月 | 16,573円 | |
3カ月 | 25,065円 | |
100万円 | 1カ月 | 16,438円 |
2カ月 | 33,147円 | |
3カ月 | 50,130円 |
少額でも滞納期間が長くなればなるほど、金額は膨れ上がっていきます。
また、借入額も高額なら、元本の返済に追いつけないほど返済額が増えていってしまうのです。
書面や電話での督促がはじまる
プロミスの延滞が続くと、順を追って督促がはじまります。
主な流れは以下です。
延滞発生
1日目〜電話で督促がくる
数週間経過〜郵便で督促状が送られてくる
基本的には延滞翌日から電話での催促が開始されると思っておいてよいでしょう。
電話は、専門窓口であるプロミス管理第一センターなどからかかってきます。プロミス管理第一センターは、利用者への督促連絡や郵便物の発送・債務状況の管理をしている部門です。
電話での連絡は
「今月のお支払い状況を確認したところ、期日までにお振込みが確認できませんでした。いかがなさいましたか?ご相談に乗ります」
といった感じで、優しく状況確認をされるパターンが多く見受けられますね。
また、たとえweb型のカードローンを契約していても、延滞した場合には郵送で督促状が送付されますので、気をつけましょう。
プロミスが利用者の自宅に来て取り立てをすることはありません。
他からの借入も難しくなる
プロミスからの借入を1〜2カ月延滞したタイミングで、キャッシングカードの利用を止められます。
カードが使えないと、借入自体が不可能です。
また、プロミスの利用を止められるどころか、他の貸金業者からも借入が難しくなる弊害が発生します。
どこかでカードが止められると、信用情報機関に事故情報として登録されてしまうからです。
信用情報機関にはあらゆる金融機関や貸金業者が加盟していますので、プロミスで延滞してカードが止まったという情報はもはや筒抜け状態に。
もちろん延滞してもきちんと返済していれば、利用が停止されることはないですが、督促なども無視して滞納し続けると、事故情報の登録まで事が及んでしまうでしょう。
その結果、他の借入先からも「この人にお金を貸したら延滞する可能性がある」と思われて、どの機関でも借入が難しくなります。
返済を一括請求される
カードの利用停止処分されても無視した場合(延滞が始まってからおよそ3カ月)、プロミスは法的手段の準備に入ります。
「一括請求」をしてくるのです。
一括請求では
「○○様は、期限の利益(※)を喪失されました」「○日までに全額お支払いください」といった内容の通知が来ます。
借金の分割返済が認められる権利のこと
プロミスの契約書にも記載があります。
借主について次の各号の事由が一つでも生じた場合には、当行の通知催告がなくても、借主は本債務全額について当然に期限の利益を失い、第8条に定める返 済方法によらずただちに本債務全額を返済するものとします。
④本債務に限らず、当行に対する債務の一つでも期限に返済しなかったとき、または期限の利益を喪失したとき。
つまり、分割返済する権利を失ったことを述べています。
一括返済には、元本のみならず利息や遅延損害金も含まれるため、多くの利用者は返済できずに苦しむことに。
資産が差し押さえられる
そして、最後には法的措置です。
プロミスはこれ以上借金を回収できないと判断すると、子会社であるアビリオ債権回収会社にその後の措置を一任します。
アビリオ債権回収会社は、借金の回収に特化した専門会社です。
はじめは、アビリオから通知書が届きますが、対応せずにいると裁判所からの通知に切り替わります。
裁判所からの督促を2週間放置すると、ついに強制執行という資産差し押さえ命令がくだされます。
裁判所命令で差し押さえられる資産には以下があります。
- 給与
- 預貯金
- 住宅
- 車
- 高額アクセサリー・楽器 など
プロミスの返済遅れを解消するためのポイント

まずは、プロミスの返済遅れを無くすのが一番ですが、ゆくゆくは借金そのものを解決しなくてはなりません。
最後に、任意整理でプロミスの借金を解消するためのポイントを解説していきます!
利息ではなく元本の返済をしよう
任意整理がプロミスの借金滞納には有効だとおわかりいただけたと思いますが、やはり難しい制度に感じて利用するのに勇気が出ない方も多いはず。
しかし、このままでは利息と遅延金の返済ばかりで借金返済は永遠に終わりません。
プロミスでの延滞を解消したいのであれば、元本の返済をすべきです。
任意整理は弁護士に依頼すれば、代行して手続きをしてもらえます。
弁護士への相談も決して怖いものではないですよ!!
費用は前述したとおり、少額で済みます。
任意整理に踏み切ろうか悩んでいる間にも、利息や遅延金は増えてます。
まだ間に合ううちに弁護士へ相談して、最小限のコストで元本の返済にとりかかりましょう!
プロミスとの交渉を円滑に進めよう
プロミスとの和解交渉も問題解消には避けて通れません。
任意整理自体は、相談者さまお一人でも可能ですが、プロミスとの直接交渉ではやはり難航することが予想されます。
プロミスの交渉担当者はプロ中のプロです。相談者さまにとってなるべく負担のかからないように、なんて配慮してくれません。
むしろ、1円でも多くの債権回収を狙っていますので、気がついたら相談者さまが損をする状況に陥ることだってあるでしょう。
ちなみに和解交渉が難しくなる例としてこんな状況が挙げられます。
- まだ1度も返済したことがない
- 取引開始から6カ月以上経過していない
もし、相談者さまの借入状況が当てはまっているのなら、プロミスとの交渉はますます困難になります。
いくら大手企業のプロミスでも借りっぱなしの人には悪い印象を持ちますので、任意整理での減額を認めないケースも。
せっかくの手続きを無駄にしないためにも、確実に和解交渉へ導いてくれる弁護士に依頼するのが賢明ですね。
プロミスの返済に強い弁護士に依頼をすれば、どの程度減額できるかも予測できますので、相談者さまに有利な条件で交渉してくれるでしょう。

プロミスの返済が遅れたときの対処法!弁護士に相談はOK? まとめ
プロミスの返済が遅れたときの対処法について解説してきました。
プロミスの返済が遅れたなら任意整理が最も有効
プロミスの返済遅れが長期に渡ると資産を差し押さえられる
弁護士を通せば減額交渉もスムーズで、元本の返済だけに集中できる
プロミスは大手と言えども、他の消費者金融と対応はそこまで変わりません。
返済が遅れた人には、手順を追って法的手段を取ってきます。
これ以上状況が悪化する前に、弁護士へ相談して督促のストップをしてもらうべきです。
私もプロミスの借金に悩む相談者さまに出会ったことがありますが、その方は自己破産以外に解決方法がないほど、借金が膨れ上がっていました。
ですが、この記事を読んでくださった相談者さまは違うはず!
きっと、別の方法で解決が見込める状態であると信じております。
利息と遅延金だけを払い続ける生活はもうやめて、どうか元本返済に向き合っていただきたいです。
お一人で借金に悩む方のために、私はこの記事を書きました。
そして、解決してくれる弁護士さんがいるよ! ということを伝えています。
最後まで読んでくださった相談者さまなら、もう一歩踏み出しています。
あとは相談してみるだけです。
勇気を出して相談に行ってみましょう!
プロミスの借金を任意整理で
解決しようと思ったらまずは相談から

東京ロータス法律事務所さんでは、プロミスをはじめ消費者金融の返済問題に強い弁護士さんが在籍されています。
プロミスとの和解交渉の進め方や減額割合なども無料相談の段階から、説明してくれますよ。
もちろん匿名で相談できますので、個人情報の心配もご無用です!
まずは無料相談をしてみましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。